2017. 11.24 FRI

Apple Acquired AR Headset Startup For $30 M, Enhance Original Device Development
Apple、AR・VR技術スタートアップVrvanaを3,000万ドルで買収。
独自のデバイス開発に拍車。

 Appleが、カナダにベースを置く新興企業Vrvanaを買収したことが、米報道より明らかになった。
買収金額は3000万ドルと言われている。

 Vrvanaは2005年に設立したVRとARに特化した技術企業。
スタッフは10名程度で、2014年に得たクラウドファンドの資金35万ドルのもと、Totem (トーテム)というヘッドセットを開発している。
資金調達以来、トーテムは今だ、商業製品としてリリースされておらず、現在までパススルービデオとAR体験、ハンドトラッキングを重点に進化し続けている。

 トーテムは、目の前にあるものを見たままで視界に情報を表示することが可能なARと、現実から切り離した仮想世界VRの双方の体験をシームレスに提供できるとしている。
VRヘッドセットという定義よりも、MicrosoftのHoloLensやWindows Mixed Reality対応ヘッドセットに近く、手のジェスチャーに従う赤外線を使用する「インサイドアウト」トラッキング方式を採用している。
つまりヘッドセット本体に搭載された赤外線カメラによってユーザーの位置を追跡する。
Vrvana企業の活動としては、Audi、Valve、Teslaといった企業と協力体制を築いている。

 Appleは最近、AR / VRに加えて目の追跡に特化したSensoMotoric Instrumentsを買収するなど、数年前からARとVR関連の会社を買収している。
同社は、Vrvana買収についてコメントを発表していないが、AR分野での研究開発について拍車をかけようとしていることは明白だ。

 というのも、同社が2019年に、独自に開発したARヘッドセットを発売するという噂が背景にある。
Bloombergによると、AppleのARヘッドセットは、スマートフォンに頼るのではなく、独自のディスプレイ、プロセッサ、オペレーティングシステムを搭載した、完全内蔵型デバイスだという。
Appleでは、これらAR技術関係のプロジェクトに取り組むチームが、元Dolby Labsのエンジニアリング担当であったMike Rockwellをリードに結成されている。
このチームでは、最近iPhone向けARアプリを開発できるARKitを手掛けた。
ARKitはiOS 11に標準実装され、今後、iPhone6s以上のiPhoneモデルを持っているユーザーの生活に、ARが自然に浸透される。

 Appleのティム・クックCEOは最近の投資家向けの収支報告の場で、ARについて、エンターテイメント色のあるVRと違い、一般の生活や社会に溶け込み、テクノロジーの使用方法を変えるものであると触れている。

 

 

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