2017. 08.17 THU

Disney, Netflix and the Future of Streaming Business
ディズニーのストリーミングサービス発表、
Netflixの新コンテンツ戦略の起点に

 ウォルト・ディズニー・カンパニー(ディズニー)が現地時間8月8日、BAMTechの株式75%分を購入し、ディズニーとESPNストリーミングサービスの両方を開始する予定を明らかにした。

 BAMTechはMLB Advanced Mediaが2015年に設立したストリーミング技術とサービスを持つ企業。同社の主要な顧客はNHL、HBO (HBO NOWサービス)、PGA Tour、Riot Games、WatchESPNや WWE Networkである。

 ディズニーは昨年にBAMTechの株式33%分を10億ドルで取得していた。
そして今回、15億8000万ドルを支払い、42%分を取得する。これには、ディズニーの投資計画にあったESPNのOTTサービスの権利取得の目的が背景にある。

 ディズニーは、BAMTechのインフラストラクチャを使用して、2018年初頭にMLB、NHLやMLS コンテンツを配信するESPNストリーミングサービスを、そして2019年には、エンターテイメントコンテンツ専用のサブスクリプションサービス(SVOD)を開始する計画だ。
後者のサービスでは、ディズニーとピクサーの映画ライブラリ、ディズニーチャンネル、ディズニージュニア、ディズニー XDの番組コンテンツを独占的に提供していく。
更にディズニーのCEO、ボブ・イガー氏によると、「スター・ウォーズとマーベル映画のアウトプット契約も影響する可能性」がある。

ディズニーの発表当時のNetflixの株式は時間外取引で3%を下回った。以来、Netflixの株式は約5%減少している。

 この発表により、大きな影響を受けたのはNetflixだ。
Netflixは昨年、ディズニーと2018年までの有料テレビ独占権を取得している。
この権利取得により、Netflixはモアナやローグワンといった最新映画コンテンツの市場先行配信を実現できた。
しかしディズニーの発表により、2019年度からディズニーのコンテンツを利用できなくなる。

 巨大コンテンツプロバイダが、もはやNetflixを必要としないことがあからさまになった事実、これはNetflixが世俗的に挑戦されていることを示す。
Netflixは転機を強いられた。
ロイター通信によれば、Netflixはディズニーと2019年以降のマーベルとルーカスフィルムのストリーミング権利の取得について、積極的に話し合いを持っているという。
また「キングスマン」と「キックアス」といった映画作品の出版社であるMillarworldを買収し、映画、番組シリーズ、キッズショーの企画を計画している。
さらにABCの「グレイス・アナトミー」や「スキャンダル」といった人気テレビ番組を生み出した脚本家およびプロデューサーのShonda Rhimes氏と複数年契約を交したことが明らかになっている。 

 

 

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