2016. 08.30 TUE

Innolux Display Industry First to Mass Produce 8K TV Panels
台湾液晶パネル大手イノラックス、世界に先駆け64インチ8Kパネルの量産を開始。

 台湾の市場調査会社トレンドフォース社によると、台湾液晶パネル大手、群創光電(イノラックス)が、韓国パネルメーカーに先駆けて65インチ8K4Kテレビ用パネルの量産を開始した。
 64インチ8Kパネルの量産は世界で初めて。
 同胞である台湾の友達光電(AUO)も、第四四半期には同モデルのパネルの量産を開始する予定。

 イノラックスは、ソニーから受注したという。
 AUOは現在、同じくソニー、そしてサムスンなどに8Kパネルのサンプルを提供し、受注を狙っているところだ。
 トレンドフォース社の一部門WitsViewのアナリストによると 、中国勢パネルメーカーは膨大なリソースを費やして量産能力を上げ、需要 要求に応えられる体制を作り上げている。
 パネル景気後退の中、台湾パネルメーカーは技術優位性を示し、競合企業よりも先行して新しい製品を投入することで、市場競争をバリュー競争に転じさせて市場不景気を乗り切る。
 イノラックスとAUOは 昨年に引き続き、8月26日まで台湾で開催されたタッチパネル・光学フィルム展示会およびタッチ・タイワン2016で8Kの65インチパネルを公開した。

イノラックス65インチ8K4K超高解像度テレビディスプレイ

AUO 65インチ8K4K超高解像度テレビディスプレイ。 超スリムダイレクトLEDバックライト構造。

 国内のソシオネクスト社以外、IC開発企業ではまだ、8Kパネルに対応できる処理速度を持つSOCの開発を促進していなく、現在はMEMC(motion estimation(動きベクトル探索)/motion compilation(動き補償))といった動画圧縮技術と予測で拡張した4K SOCを採用しているという。

 しかし8Kテレビの供給側が準備をしても、需要側のニーズとのバランスはどうなのか。国内や韓国の放送業界では、8Kを視野に次世代放送のロードマップを敷き、超高精細の試験放送を進めているが、他国ではコンシューマーまで関与する応用例は見られない。
 国内では最近、8Kテレビの普及訴求に日本連合として立ち上がり、ソニーとパナソニックが共同で8Kテレビ向けの技術開発を行っていくことを発表した。
 2020年の8K本放送予定までには、各テレビメーカーが8Kテレビ製品を発売できるような計画だ。 

 尚、液晶パネル生産および製品のトップシェアを行く韓国2社LG電子とサムスンも、8K 65インチフラットディスプレイ製品と98インチのカーブドディスプレイ製品を、年内にリリースする予定をしている。

 Editor : 山下香欧

 

 

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