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Sinclair & Technicolor Test ATSC 3.0 4K Broadcast w SHVC

10月20日

 

米国次期デジタルテレビ規格とSHVCで地デジ4K伝送の実証実験

 

 

 

 

米国地上波の次期デジタルテレビ規格と言われるATSC3.0にてSHVC形式を使って4K放送を行う実験がテクニカラーと米Sinclair Broadcast Group(SBG)で行われた(10月8日の両社発表文より)。  

映像符号化技術HEVCの階層符号化拡張であるSHVC (Scalable HEVC)で4K伝送を行ったのは史上初といえる。

 

SHVCは画像を階層的に符号化する階層符号化技術で、映像ビットストリームを品質と解像度レイヤーを映像信号に追加するサブセットに分割し、ネットワークのデータストリーム情報を画像に変換する仕組み。

 

世宗大学 MSP LAB資料より

 

テクニカラーのプラットフォームではSHVCを利用し、フレームレート、解像度と帯域を減少させてサブセット(パケット)サイズを落とし、サブネットワークへ適応させることができる。 これゆえにモバイルデバイスも情報ベースレイヤーをテレビ受信機や他の信号受信器と同時に受け取れるようになる。

 

放送実験は、テクニカラーが開発した実際の運用環境に近づけた試験用4Kプラットフォーム(テストベッド)とボルチモア(米メリーランド州)にあるSBGの検証用OFDM伝送システムを利用して行われた。 

 

現地でのインテグレーションはSBG傘下のAcrodyne Servicesが行った。4Kテストベッドには、オープン規格であるMPEG-H、つまりHEVC(SHVC)と3D Audioおよび次世代メディア伝送技術MMT(MPEG-MMT)が採用されている。 このMMTを採用したことも今回が史上初の試み。 これら次世代伝送技術により、地上波だけでなく、モバイルデバイスにも同時配信された。

 

テクニカラーとシンクレアの発表文では、トランスミッションから受信側までカバーした今回の伝送実験により、地上波放送局にとって実現性が見える大きな前進だったと語っている。

 

ATSC 4年計画(提案)

 

ATSC3.0は帯域増強更と効果的な圧縮性能が期待され、SBGが早い時期に規格化することを提案している。 ATSCではデータレートを現行(2.0)よりも30%の25.2Mbps程度の増幅を予定しており、なおかつABR/VBR、QoEメソッドなど柔軟な対応を要件に入れることで、HD、4K、22.2chオーディオのマルチデバイス向けにシームレスな伝送が可能になるという。  しかし問題点として挙げられるのは、現行開発が進められているATSC2.0との下位互換性がないことだ。つまり現行のデジタルテレビでは、ATSC3.0信号はデコードできない。 ATSC3.0ではグローバル視点で開発されており、現行の8値VSBではなく、COFDM (OFDM) 変調方式が検討されている。

 

SBGは今春のCESでも、サムスンに協力して地上波(ATSC-MH)にて4K伝送し、テレビ内臓のチューナーで受信する実験展示を行った。 この際もOFDM変調で、映像圧縮はHEVC形式(26Mbps)を利用した。

 

サムスンブースにて(CES2014)

 

 

 

 

 

 

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