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South Korean Bidder for R&H Dropped Out

3月25日

 

"ライフ オブ パイ"オスカー受賞のVFXスタジオ R&Hの入札日は3月27日 

JS Communicationsが入札を辞退

 

 

 

 

チャプター11を申請していたハリウッド有数のCGIスタジオであるリズム&ヒューズ・スタジオ(R&H)の入札が3月27日の午前中に行われる予定だが、ここにきて入札に名乗りを上げていた有力候補の韓国JS Communications社が辞退したことが明らかになった。  

入札の締め切りは3月22日。 3月28日の午後に裁判所で確認事項が行われ、すべて計画通りに進めば、そのまま29日に締結となる予定である。

 

R&H_Logo

 

R&Hは、250人の従業員を解雇した後、2月13日に連邦破産法第11章(チャプター11)の破産保護を申請した。 3月中にも売却先を決めるという。

 

入札者として名乗り出ていた韓国にあるエンターテイメント企業JS Communications(JSC)は、ハリウッド業界に投資をするために昨年から調査をしていたという。 

辞退した理由は明らかになっていないが、非協力的な業界の態度を懸念しての結論と見なされている。 JS Cの代表者はFoxとユニバーサル側と協力関係を築くために働きかけてきたという。 JSCは2社のスタジオに、R&Hに対して向こう3年間、6000万ドルの融資をする協力を求めていた。 2社のスタジオからは過去には同額以上の融資を受け取っていたが、昨年に関しては1800万ドルにまで引き下げられていたという。 

 

R&Hはチャプター11の申請をしたことで、現行プロジェクトの発注元であるFoxおよびユニバーサルから約1700万ドルの融資の許可を破産裁判所より得ている。 

 

JSCが買収に成功すれば、R&Hを閉鎖することなく、資本運用として増資をする方向になるとみられていた。 Variety誌がJSCに単独取材をした記事によると、R&H自身の財務管理の不備はあろうとも、R&Hに陥った事態の問題は、業界全体が面している障害を反映しているものだとしている。  ”オスカー賞の数々を受賞した実績を持つクオリティ高いスタジオが破産宣告をせざるを得ないというのは何か矛盾している”と、JS C側は語っていた。

 

R&Hはインドに2か所、マレーシアと台湾に1か所づつ施設を設けているが、海外拠点については現地の企業に所有されているとみなされているため、破産オークションには含まれていない。 また破産宣告以降も、本社とは別に何も運営について変更される予定はないという。 反面、カリフォルニア本社においては、更なる人員削除が強いられている。 

 

ワーナーブラザース、投資銀行のフォーカルポイント・ブラザース、R&Hから解雇された労働者による訴訟集団から成る無担保負債者委員会は、R&Hがオークションの許可を得られたことに対しての訴えを裁判所側に提出している。

 

プロジェクトを仕上げてもらうためR&Hに先行融資をしているFoxとユニバーサルに相反して、ワーナーブラザースはR&Hへの発注分について、500万ドルの損害が発生したとして訴え、発注分はすべて引き揚げている。 

 

R&Hの売却手続きをコントロールしている投資銀行のフーリハン・ローキーは入札をめぐり、JSCのほかにも20以上の企業とNDAを締結しているという。

 

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